3月7日 予算特別委員会

◆委員(井上ノエミ君) 
 まず、オリンピックについて山崎区長にお伺いします。
 東京オリンピック・パラリンピックは墨田区にとっても大変大きなイベントですから、是非区民から選手を出したいと思います。そのために、オリンピック・パラリンピック選手養成基金をつくってはどうでしょうか。東京都も同様の支援をしますが、区民からも寄付をしてもらい、選手を応援してはいかがでしょうか。
◎区長(山崎昇君) 
 墨田区民の中から、東京オリンピック・パラリンピックで活躍する選手が出るということは、区民にとっても誇りになるわけでございますので、是非応援をしたいと思っております。ただ、例えば墨田区だけでオリンピック選手の養成基金をつくって選手を養成するということについては、なかなか難しい面もございます。できれば東京都、あるいは日本という形の中でそういった養成をしていただくほうが、私は効果が十分に上がるのではないかと思っておりますのでご理解をお願いいたします。

◆委員(井上ノエミ君) 
 墨田区は、東京オリンピック・パラリンピックの開催に関して、いろいろと協力できると思います。そのために、オリンピック組織委員会に墨田区から有能な職員を送り込んでもらいたいと思いますが、どうでしょうか。また、区役所の中にもオリンピック対策のセクションを設けてはどうでしょうか。山崎区長にお伺いします。
◎区長(山崎昇君) 
 既に、オリンピック組織委員会から是非職員を派遣してもらいたいという要請がございます。墨田区、江東区、江戸川区、葛飾区、足立区の5区から3人を出してくださいという要請でございます。私としては、両国国技館が東京オリンピックのボクシングの会場になることもあり、是非墨田区からも職員を出したいということで、4月から墨田区の職員1人をオリンピック組織委員会に派遣しております。今聞いている話では、オリンピックの基本計画の策定に携わるセクションに派遣したということでございます。
 併せて、区でもオリンピック開催に向けて対策を講じなければならないわけでございます。今、区では関係部長を含めたオリンピック対策推進本部を立ち上げましたが、まずは情報の共有、そして何をすべきかを検討することにしております。それらを見た上で、区役所の中にもオリンピックを所掌するセクションを近いうちにつくらせていただきたいと思っております。

◆委員(井上ノエミ君) 
 ソチオリンピックでは、英語が通じないことで苦情が多かったようです。墨田区では、この問題に対してどう対応するつもりか、山崎区長にお伺いします。
◎区長(山崎昇君) 
 私も、舛添都知事がソチに行かれて、ほとんどロシア語だけ通じた、あとはほとんど通じなかったという感想を述べられているのを聞きました。しからば、東京オリンピックが行われたときにどうなのかということになるわけでございますが、日本の場合は私も含めて、中学校、高校で英語は必修科目として勉強してまいりました。したがって、今の日本国民は、片言の英語、少なくとも単語は理解することができるのではないかと思っております。そこが、ソチとは少し違うのではないかと思います。今、小学校5、6年生は英語の授業を週1日程度行っておりますが、これから東京オリンピックが開催されるに当たり、子どものころから英語に親しむための施策を是非拡充していきたいと思います。

◆委員(井上ノエミ君) 
 オリンピックを契機に、墨田区でもスポーツを積極的に振興するべきだと思います。先日も紹介しましたが、埼玉県和光市では高齢者の介護予防にいろいろな運動を取り入れて成功しています。また、成人のメタボリックシンドローム対策のためにもスポーツは有効です。特に、歩くことが一番大事な運動で、お金も掛かりません。例えば、「スカイツリー・ウォーキング大会」などを開催してはどうでしょうか。山崎区長にお伺いします。
◎区長(山崎昇君) 
 6年後には東京オリンピックが開催されるわけでございまして、それを一つの契機として区内のスポーツ振興を図るということは、極めて重要だと思っております。スポーツは健康の維持・増進に非常に役立つと言われております。子どもから高齢者まで、スポーツを通して自らの健康を維持・増進することは大変重要であると考えますので、全体的な取組をさせていただきたいと思います。
 その上で、今ご提案のあった「スカイツリー・ウォーキング大会」についてでございます。具体的にどういったものか少しイメージがわかないんですが、スカイツリーができたときに、消防団長にお願いをして消防団員に350メートル展望台から階段を使って下りていただきました。その後、私が下で話を聞きましたら、「同じ景色のところをぐるぐる回るので、もう嫌になっちゃった。下に来てほっとした」ということでした。スカイツリーの階段を利用したウォーキングはなかなか難しいのかなと思いますが、大横川親水公園も含めてスカイツリーの下を歩くようなウォーキングであれば可能性があるのではないかと思いますので、是非検討させていただきたいと思っております。

◆委員(井上ノエミ君) 
 次に、男女共同参画の推進についてお伺いします。
 区の幹部職員には女性が大変少ないです。女性の登用について目標はあるのでしょうか。また、どうやってこの目標を達成しますか。その実現の可能性はあるのか、山崎区長にお伺いします。
◎総務部長(細川保夫君) 
 現在、区で策定している第4次墨田区男女共同参画推進プランの中では、現在11.8%の女性管理職の比率を、平成30年度までに15%にするという目標を掲げているところでございます。

◆委員(井上ノエミ君) 
 次に、区役所内のセクハラやパワハラの対策についてお伺いします。
 先日も、この問題についてお伺いしました。墨田区には、区民のこの問題に対応する男女共同参画苦情調整委員会があると思います。区役所の職員の問題についても、同じように弁護士なども含めた苦情調整委員会を設けるべきだと思います。第三者がメンバーに入って、真実を調査することが大事だと思いますが、山崎区長のご見解をお伺いします。
◎総務部長(細川保夫君) 
 セクハラにつきましては、平成11年度に相談窓口を設置しておりまして、相談と解決に当たる体制を整備しているところでございます。相談窓口の職員につきましては、複数の職場から選出された職員を指定するなどして、守秘義務を厳守しつつ幅広い受け皿を設定しているところでございます。
 また、対応委員会の委員につきましても、公正な対応ができるように職員課をはじめ人権同和・男女共同参画課、教育委員会、職員団体などから選出して、多方面から検討するような体制を整えているところでございます。現在のところ、対応委員会まで至るケースというのは極めてまれな状況でございます。
 今後、セクハラ、パワハラ、その他のハラスメントを全部含めたモラル・ハラスメントということで、対応窓口を充実させていきたいと考えております。また、対応委員会の中でもより多く女性を任命して、相談しやすい体制を整備することを考えております。
 公平な対応を図るという観点から、必要に応じて今ご提案のあった苦情調整委員会についても検討してまいりたいと考えております。

◆委員(井上ノエミ君) 
 次に、外国人に対する情報提供についてお伺いします。
 以前、山崎区長に新宿区には多文化共生プラザがあることを申し上げました。そこで、墨田区役所の1階に、外国人のための多文化共生コーナーを設ける提案をしました。区役所の1階には外国人がよく来るカウンターがありますし、今ベビーベッドが置いてあるところの壁が空いています。その壁を利用すれば、外国人に災害対策などの情報を提供できます。先週の予算特別委員会では、検討しているとの答弁でした。そろそろ決断のときでしょう。山崎区長にお伺いします。
◎区民活動推進部長(鈴木陽子君) 
 実務的なご質問でございましたので、私からお答えいたします。
 以前は、窓口カウンターの右側が外国人登録の窓口になっていましたので、右側の壁に少しそうしたものが置いてあったんですが、現在は左側が住民登録の外国語対応の窓口になっており、そちらで幾つか情報が提供されております。ただ、観光の情報が多いものですから、おっしゃるような防災情報ですとか、区の中で多言語対応しているものが置いてありません。お話の趣旨のとおりだと思いますので、場所やどういう情報を提供していくかについては文化振興課で調整させていただき、分かりやすい情報提供をしていきたいと考えております。

◆委員(井上ノエミ君) 
 次に、墨田区の都市計画マスタープランについてお伺いします。
 都市計画マスタープランでは、両国地域のワンルームマンションの規制が検討課題になっています。最近、ワンルームマンションが相当増えています。そろそろ対策を考える時期に来ていると思いますが、山崎区長にお伺いします。
◎都市計画部長(南雲昇君) 
 現在の都市計画マスタープランは平成20年につくられておりますが、その時点ではワンルームマンションの増加が区の住宅関係で大きな課題になっておりました。そこで、平成20年に集合住宅条例を制定して、集合住宅全体におけるワンルームタイプの比率を減らし、ファミリータイプを増やすというような規制を強化しております。さらに、平成24年にはこの条例を改正して、大規模な集合住宅では半分以上をファミリータイプにしなければならないという規制を行っております。そうした対策により、現状ではバランスのとれた誘導を行っていると考えておりますが、今後問題が発生したときは、条例の内容を再度検討していきたいと考えております。

◆委員(井上ノエミ君) 
 次に、交通事故対策について山崎区長にお伺いします。
 警視庁のホームページに事件・事故発生状況マップがあります。このマップを見ると、墨田区は犯罪については、ほかの区に比べて少ないです。しかし、交通事故のマップを見ると、江東区に比べて相当交通事故が多いです。交通事故対策を充実する必要があると思います。
◎都市整備部長(渡辺茂男君) 
 具体的な交通事故対策についてのご質問ですので、私からご答弁申し上げます。
 統計によりますと、東京都内の交通事故件数につきましては、ここ十数年来減少傾向にあると聞いてございます。墨田区におきましても、事故件数としては東京都全体と同じように減少傾向にあるという状況になってございます。ただ一方では、交通事故全体における自転車に起因する事故の割合が非常に高くなっていること、子ども、高齢者の事故が多くなっていることが懸念されてございます。墨田区といたしましては、交通安全施設の整備、あるいは意識啓発という形で、さまざまな取組をしているところでございます。引き続き、例えば小中学生には交通安全教育の更なる充実、また平成26年度には高校生を対象にした実際の事故現場を再現するスケアード・ストレイトという安全教室も開かせていただく予定でございます。いずれにいたしましても、今後も警視庁と連携を図りながら、なお一層の交通事故防止・安全対策を講じてまいりたいと思っております。